バルブとは、シャッターボタンを押している間中シャッターが開く機能です。
つまり光の弁であるシャッターを、人間の手でシャッターボタンを介して開け閉めすると言う事でございます。
こうしてタイプしていると、ついつい間違えてバブルと打ってしまいそうです……いや実際何度かバブルと打ってしまった(笑)
さて通常はシャッターボタンを押すと、設定してたシャッター速度(=露光時間)で自動的にシャッターが開け閉めされますね。
ところが、シャッターを「B(バルブ)」位置に設定した場合はバルブ撮影になります。
つまりシャッターボタンを押すと、押している間シャッターはずっと開いたまま(露光中)になります。
露光終了時間が来てシャッターを閉めたいときは、シャッターボタンを押し込んだ指を離せばシャッターは閉じるのです。
ところで最近のデジカメの電子制御されたシャッターは、バルブの表記が「T」になっていたりします。
さらにシャッターボタンを押すとシャッターが開き、一度開いたシャッターはシャッターから指を離しても閉じない機種もございます。
シャッターを閉じたいときは、もう一度シャッターボタンを押して閉じるという仕組みなので注意が必要です。
肝心のバルブの使用目的は、バルブ撮影と呼ばれる長時間露光をするための機能です。
バルブ撮影の代表的なものには、星の軌跡を追う天体撮影や、夜景や花火等がありますね。
いずれもバルブ撮影はイコール長時間露光になるので三脚とレリーズの併用はマストでございます。
さんざんシャッターボタンを指で押すと……と言っておいて今更ですが、バルブ撮影の時はブレ対策にレリーズを使いましょう。
実際はデジカメでの撮影が多いでしょうから、「手ぶれ補正機能」をOFFにする事と、「ノイズ低減機能」をONにする事をお忘れなく。
三脚使用時は「手ぶれ補正機能」の誤作動によるブレを防ぐために、機能を止めておくのが原則なのです。
さらに長秒時露光の時は、高感度ノイズとは別のノイズが発生しますので、ノイズリダクションを有効にしておきましょう。