カメラブレとは、カメラ自体が振動を起こしてブレを発生させることです。

原因はカメラの構造的な現象なのですが、手ブレと混同している人が意外と多いのが現状です。

なので一度簡単にブレを整理してみましょう。

ブレには「手ブレ」「被写体ブレ」「カメラブレ」の3種類がございます。

  • 手ブレ:シャッターが開いている間に、撮影者が動いてブレが発生。
  • 被写体ブレ:シャッターが開いている間に、被写体が動いてブレが発生。
  • カメラブレ:シャッターが開いている間に、カメラの構造が振動を引き起こしてブレが発生。

次にカメラブレは、カメラの構造上2つの原因がございます。

つまりカメラの構造により、カメラブレの程度が変わってくるのです。


一番カメラブレが大きいのは一眼レフカメラでございますね。

クイックリターンミラーとフォーカルプレンシャッターの両方を備えているので、ミラーショックとシャッターブレの両方が発生するのでございます。

近年電通大らがカメラブレ専用の測定装置を開発し、その測定結果によりますと「カメラを三脚に固定して1/60秒で撮影した場合、カメラ自身が起こすカメラブレにより実質解像度が1/4以下になっている」という衝撃的なものでした。

つまり2000万画素の一眼レフカメラで撮影しても、500万画素の解像度しか撮れないことを意味しているのでございます。


次にミラーレス一眼はどうでしょうか?

ミラーレス一眼は名前のとおり、クイックリターンミラーが存在しませんので、ミラーショックは発生しませんね。

でもフォーカルプレンシャッターは備えているので、シャッターブレは発生します。


コンパクトカメラの多くはレンズシャッターか電子シャッターを採用しているのでカメラブレの問題はありませんね。

携帯電話のカメラも電子シャッターを採用しているので、同じくカメラブレの問題はありません。


肝心のカメラブレ対策はどうしたらよいのでしょうか?

ここで一つ大きな問題となるが、「手ブレ」「被写体ブレ」は、シャッタースピードを高速にすれば解消できるのですが……

カメラブレはシャッタースピードを高速にしても解消できません。

それどころか高速連写の時は、大きくカメラブレが発生します。

さらに軽いカメラほど、カメラブレの影響が大きいとされています。

しかし幸いなことにカメラブレの原因は「ミラーショック」と「シャッターブレ」の二つしかありません。

まず一眼レフカメラの場合、高級機には「ミラーアップ機能」が付いています。

ミラーアップ機能というのは、通常はシャッターを押した直後に作動するクイックリターンミラーを、シャッターを押す前に作動させてしまう機能です。

「ミラーアップ機能」を使う事により、ミラーショックはなくなるのでございます。

次に一眼レフカメラとミラーレス一眼は、「電子シャッター」に切り替えて撮影してみましょう。

電子シャッターにも「ローリング現象」と言う、動くモノが歪んで写る欠点がございます。

しかし、フォーカルプレンシャッターによる「シャッターブレ」からは開放されるのでございます。