EXIF(イグジフ)とはEXILE(エグザイル)っぽいかっこいいネーミングですが、音楽とは無関係でデジタル写真のファイル形式のひとつなのであります。

1994年に富士フィルムが画像ファイル形式の規格として提唱したところ、JEIDA (日本電子工業振興協会)によりデジタルカメラの標準フェイル形式として認定されました。

そのため現在は、デジタルカメラ専用の共通画像ファイル形式となっているのでございます。

EXIFファイルの中には、JPEGTIFF等のEXIFデータ形式に準拠した「圧縮画像」と共に、160×120ドットの「サムネイル(縮小画像)」と、各種撮影情報が書き込まれた「EXIFタグ」が埋め込まれております。

EXIFタグの中には、各種撮影データに加えて撮影日時やGPSでの撮影位置情報が含まれるのでございます。

さらに、カメラ側で著作権情報を登録した場合は、著作権者の名前も記録されます。

そのため写真データをネットで公開した場合、撮影者が知られたくない個人情報が漏れるという問題もございます。

そのため、FacebookやTwitter、LINEなどの大手SNSや一部のブログサービスでは、Exifデータは自動的に削除されて投稿される仕様になっております。

ただしWordPressにつきましては、Exifを残してアップロードされますので注意が必要です。

さらに、写真投稿SNSのinstagramはExifデータは公開されませんが、設定次第では投稿場所が公開されますので、これまた注意が必要なのでございます。

そのためEXIF(イグジフ)は非常に便利な反面、個人情報ダダ漏れのリスクも持ち合わせた両刃の剣とも言えるのでございます。