露出計とは、写真を撮る時に光の量を測る計測器です。

デジタルでもフィルムでも、写真は光がないと写らないのはご存じのとおりです。

しかし、実際よほどの経験者でない限り光の量を読む事はできません。

そこで露出計で光の量を測って、露出値を決めるのが一般的なやり方なのでございます。

デジカメを自動モードにしておくと、カメラ内の露出計が測った露出値に応じて、シャッター速度と絞り値を組み合わせてくれます。

そうすることで、イメージセンサー(撮像素子)に当たる光の量を適正に調節してくれるのでございます。

ところで露出計は、測光方式の違いにより以下の2種類に分けられます。

  1. 反射光式露出計:被写体から反射する光の量を測る。
  2. 入射光式露出計:被写体に当る光の量を測る。

現在は露出計を内蔵していないデジカメは見当たらなくなりましたが、カメラに内蔵されているのは「反射光式露出計」となります。

この方式は被写体から反射した光がレンズを通過した量を測っています。

と言う事は被写体の反射率により光の量が変化するために、反射前の光が測れないという欠点がございます。

その欠点を補うために「入射光式露出計」という方式の露出計がございます。

この露出計は単体露出計(カメラから独立した単独の露出計)で、光量だけを直接測る方式です。

主にポートレート撮影で使われる事が多く、ロケ地でモデルの位置からピンポン球の様な半球をカメラに向けて測っているアレです。

あのピンポン球のような半球を被写体に見立てて、受ける光の量を測っているのでございます。