フラッシュ/ストロボとは、写真撮影のために人工的に光を発する装置です。
時代と共に「ストロボ」と呼ばれたり「フラッシュ」と呼ばれたりしていますが、最近また「ストロボ」と呼ぶ人が増えて来ております。
その他「スピードライト」とか「エレクトロニックフラッシュ」とも呼ぶ人もいらっしゃるのでございます。
英語圏ではもっぱら「エレクトロニックフラッシュ」と呼ばれることが多く、「ストロボ」と呼ぶと閃光点滅する機器(ストロボスコープ)と勘違いをされてしまいます。
もともと「ストロボ」という名前は、商標登録されていた製品から広まったようでございます。
さて写真は光画とも言われるとおり、光が無くては記録されません。
光のない環境、または光が必要十分でない環境でも写真が記録できるように、人口の光源が必要となります。
そこで小型で大光量を発する機器としてフラッシュが開発されました。
仕組みは電気仕掛けで、クセノンガスが封入されたチューブに電気を流して放電発光させるようになっております。
放電発光はカメラのシャッター速度よりはるかに短く、1/数万(秒)しかない場合もございます。
そのために光源だけの目的ではなく、高速シャッターの代わりとして使われる事もあります。
フラッシュ/ストロボの色温度は、太陽光よりほんの少し青みがかった5500K前後に調整してある製品が一般的でございます。
フラッシュ/ストロボの光の強さは、GN(ガイドナンバー)と呼ばれる数値で表すのがルールとなっております。