フォーザーズとは、デジタルカメラの撮像素子(イメージセンサー)の対角線長が4/3インチ(18mm×13.5mm)の一眼レフカメラの規格です。
ちょうどコンパクトカメラで主流の2/3型と、デジタル一眼レフで主流のAPS-Cサイズの中間サイズとなります。
フォーザーズはオリンパスとコダックが立ち上げ、規格を公開するという太っ腹のオープンシステムなので、多数のメーカーが賛同しております。
それ以上にこの規格の一番の特徴を申しますと、フルサイズやAPS-Cの様に従来の銀塩カメラからのシステム移行ではございません。
つまりデジタルカメラ専用システムとして、一から新しくつくられた規格ということです。
そのためにレンズ群は、イメージサークルの2倍の口径を持つズバ抜けた高画質なのが特徴でございます。
ところでフォーザーズの撮像素子(イメージセンサー)の対角線長は、35mmフルサイズのちょうど半分となります。ということは画角も半分になりますので、レンズの焦点距離が2倍となります。
つまり35mm換算値50mmの標準レンズが、フォーサーズでは100mmとなります。
逆に見るとフォーザーズの標準レンズは25mmとなり、35mmフルサイズの半分の焦点距離となります。
そのためおのずと被写界深度が深くなり、これをぼかしにくいと撮るか、パンフォーカスがつくりやすいととるかはあなた様次第なのでございます。
ところでフォーザーズシステムは現在、更に進化したか拡張規格マイクロフォーサーズへとバトンタッチされつつあります。