GN (ガイドナンバー)とは、フラッシュ(ストロボ)の光量のことです。

フラッシュ(ストロボ)の発光する光の強さを、計算できるように数値で表しているのでございます。

GN (ガイドナンバー)の数値が大きいほど、光が強く遠くまで届くというわけなのであります。

ちなみに、フラッシュ(ストロボ)の光は一瞬しか光らないので、通常の露出計が使えません。

もちろん、人間の目ではどこまで光が届くかを確かめるのは至難の業でございます。

そこでGN (ガイドナンバー)という数値を用いて、計算でどこまで光が届くかを知ることができるのであります。

計算式はとても簡単!

ISO100を基準にして「GNF値(絞り値)=フラッシュ(ストロボ)の適正露光の光が届く距離(m)」となります。

例えば、ISO100に設定したカメラにGN20のフラッシュ(ストロボ)を取り付けたといたしましょう。

その時、絞りをF4で撮影するとしたら「GN20/F4=5m」で、5mの位置にある被写体が適切な露出で写ると言う事でございます。

被写体がこれより近いとフラッシュ(ストロボ)の光が強すぎで露出オーバー、遠すぎると光が足りなくて露出不足となってしまいます。

なお、ストロボ本体やカメラ側にオート機能がある場合は、5mまで有効撮影距離となり、発光量を自動調整してくれるのであります。