高倍率ズームレンズとは、撮影倍率が4倍を超えるズームレンズをさします。

ズームレンズの撮影倍率とは「一番長い焦点距離/一番短い焦点距離」で計算した値でございます。

ですので焦点距離が100mm~400mmのズームレンズは、ちょうど4倍で高倍率ズームレンズとなります。

また高倍率ズームレンズは望遠域だけでなく、24mm~300mm等の様に超広角域から標準域を通り越して超望遠域までカバーするタイプもございます。

特に近年はこのような1本の高倍率ズームレンズで、超広角から超望遠までの画角をカバーできるキットレンズが人気を占めています。

ところが高倍率ズームレンズは良い事ばかりではなく、当然のことながら失う犠牲もございます。

一般的にズームレンズの撮影倍率を上げるほど、レンズは暗くなり画質も悪くなると言われております。

また最近は一眼レフ風デザインのボディに、超?高倍率ズームレンズをつけたネオ一眼レフカメラというジャンルがございます。

その中には21mm~1365mmの画角をカバーする、なんと65倍の撮影倍率をもつ超超超高倍率ズームレンズを備えたモデルも存在します。

普通、望遠域は200mmを超えた辺りから極端に手ぶれやカメラブレの対策が難しくなってまいります。

この焦点距離が1365mmという「超」が3つ付く位の望遠レンズ、頑丈な三脚を使ったとしてもカメラブレを起こすほどの画角とピントの狭さでございます。

一部のプロしか使いこなせないと思いますが、オーナーの方はどのようにお使いなのでしょうか……