イメージサークルとは、レンズがシャープな像を結ぶ円の直径を言います。

時々どこかの写真同好会の名前と勘違いされる方もいらっしゃいますが、決してそのようなことはございません。

ここで、え?えん?円?と思われたあなた、写真は四角くてもレンズが結ぶ像は四角ではなく円形なのです。

それもレンズが丸い形をしているから円形の像ができるのではなく、四角いレンズでも三角形のレンズでも(そんなのあったっけ?)でも、像は丸くなるのでございます。

その円形の像がイメージサークルと呼ばれるのですが、その円形の外側周辺は急に暗くなり、画質もぼんやりとぼけていくのです。

さらに同じレンズでもイメージサークルの大きさは、F値(絞り値)によって変わるのでございます。

なので、F22等の一定のF値(絞り値)の時の大きさで表すのが一般的となっております。

ところでなぜ像は丸いのに写真のフォーマットは四角いかと申しますと、イメージサークルの円の中をフォーマットの四角でくり抜いているのでございます。

したがって画面のフォーマットが小さくなるほど、イメージサークルの円の大きさも小さく出来るのです。

だから同じ一眼でも、画面フォーマットが小さなマイクロフォーサーズ規格は、レンズが小型化できるのでございます。

では反対はどうでしょうか?APS-Cのレンズを35mmフルサイズに付けると、イメージサークルの円よりも画面の四角よりも方が大きくなり四隅がケラレてしまいます。

ということで、イメージサークルの円は画面フォーマットの四角よりも大きくならないといけないのでありました。