ISO感度とは、感光部が光を感じる度合いを数字で表したものでございます。

「アイエスオー感度」とか「イソ感度」とか呼ばれます。

デジタルカメラでは「撮像感度」とも呼ばれることもございますが、フィルムと全く同じISO感度に揃えられているのであります。

ただ、フィルムとの違いはデジカメでは一コマずつISO感度が変えられます。

フィルムカメラの場合はフィルム自体入れ替えないとISO感度が変えらませんでしたので、デジカメは非常にエコなのでございます。

デジタルカメラもフィルム同様、ISO感度を上げますと実際にはないざらつき(高感度ノイズ)が増えてまいります。

これは、イメージセンサー(撮像素子)の基本感度(一番低い値が多い)を、電気的に増幅して感度を上げる仕組みのよるものでいたしかたないのであります。

ちょうどオーディオの世界で、アンプで音量を上げる(音源の信号を増幅)とザーという実際にない音(ノイズ)が大きくなるのと同じ仕組みでございます。

そのため、画質を優先したいならISO感度は低く設定した方がよろしゅうございます。

なお、ISOの言葉自体は感度とは直接関係なく、「国際標準化機構」のことでございます。

フィルム感度がISO規格で表示されていたたために、今でも撮影感度を表す意味で使用されおります。