レンズフードとは、デジタルカメラ等のレンズに斜めから入射する光の遮るために、レンズ先端に取り付ける日よけです。
人間で言うところの、帽子のツバのような役目ででございます。
レンズ前玉に対してにまっすぐに入る光は問題ありませんが、斜めから差し込む光はレンズ内部で乱反射してフレアやゴーストを発生させるのであります。
フレアやゴーストが発生すると写真は不鮮明になりますので、一般的には避けた方が良いとされているのでございます。
ところが、たまにフレアやゴーストを作風に取り入れたり、CGではリアルさを出すためにわざわざと取り入れることもあります。
さて、肝心のレンズフードでございますが、主に丸型と花形に大別されます。
丸型は昔からある円筒形のフードで、望遠レンズのように画角の狭いレンズに使用されます。
それに対して花形は主に広角レンズに使われ、名前の様にチューリップの花形のような形をしております。
これは広角レンズの画角が横に広く写る特性のために、上下を広く左右は狭い形状にしたためでなのです。
最近はレンズフードを装着したまま、フィルターやレンズキャップを取り付けられるものもございます。
大型カメラの様にレンズフードが取り付けられないレンズもあり、その場合は ハレ板(黒い厚紙)などをかざして直射をを遮るのであります。