マクロレンズとは、マクロ撮影用に設計されたレンズです。

マクロ撮影とは撮影倍率が1:4以上、つまりイメージセンサー(撮像素子)上に実物の1/4以上の大きさで被写体が写る事をいいます。

つまり4センチの被写体が、イメージセンサー(撮像素子)上で1センチ以上の大きさで写る事なのです。

フィルムカメラで言いますと、ネガ上でも1センチ以上で写っていると言う事でございます。

なのでございますが実際は1/4倍以上の撮影ができなくても、「マクロレンズ」とか「マクロ機能付きズームレンズ」とかうたっている製品もございますので注意が必要です。

そのような製品をお買い上げいただいても、むろん等倍撮影には及ばず一般のレンズよりも接写・クローズアップ撮影ができるというだけです。

なお勘違いされやすいのですが、マクロレンズはマクロ撮影用に設計されたレンズですが、マクロ撮影専用レンズではございませんのであります。

ちゃんと無限大までピントが合いますので、普通の撮影にも十分に使えるのでございます。

ところでNikon(ニコン)様は、昔からマクロレンズの事を「マイクロレンズ」と名付けていらっしゃいます。

デジカメ時代に突入してから、「マイクロレンズ」と聞くとデジタルカメラのイメージセンサー(撮像素子)の画素(ピクセル)ごとに設けてある、集光用レンズと勘違いする方もいらっしゃいますので注意いたしませう。