パンケーキレンズとは、レンズのようなパンケーキでもなく、パンケーキのように美味しそうなレンズでもなく、パンケーキのようにぺったんこの交換レンズです。
そのむかし「レンズ」はレンズ豆に形が似ているので「レンズ」と呼ばれるようになったという話を思い出します。
時代が変わって今度はパンケーキに例えられたレンズの登場です。
ところでこのような長さが極端に短い犬に例えるとダックスフンドのようなこのレンズ、60年代70年代にブームになった記憶がございます。
パンケーキレンズとは日本だけで呼ばれているネーミングかと思い調べて見たら、ちゃんと英語圏のWikipediaサイトでも出ていたので世界中でそう呼ばれているみたいです。
ところでパンケーキレンズは、昔も今も35mm換算値で40mmや45mmという焦点距離がレンズが多く、本当の意味での標準レンズの画角を備えているのでございます。
「?」と思われた方は「標準レンズ」のページをご覧になって下さいませ。
さてこのパンケーキレンズ何が良いかと申しますと……
カメラが凸型になってかさばらないのです。
と申しましても、グリップ付きの一眼レフカメラは、グリップが突き出ているので恩恵は少ないですね。
本当に恩恵を被るのは、OLYMPUS PENのようなコンパクトサイズのミラーレス一眼ですね。
首から提げてもカメラがお辞儀しないし、ハンドバックなどにも収まるのでございます。
しかし欠点として鏡筒が極端に短いので、ピントリングや絞りリングの操作が至難の業なのです。
でもミラーレス一眼は、AFも絞りもボディ側での操作なのでレンズに触ることがございません。
ミラーレス一眼と共に近年又流行っている理由は、どうやらそこにあるようでございます。