記録メディアとは、デジタルカメラで撮影した画像データを記録して保存する媒体です。
一般的には、カメラ本体に収まるように小型化されたカートリッジタイプのものでございます。
カートリッジタイプなので頻繁にカメラから抜き差しでき、撮影中のクイックな交換や、カードリーダーに差し込んでパソコンに高速データコピーできるのでございます。
思い起こせばこれまで様々な規格の記録メディアが誕生しては消えてきましたが、現在はおおまか2つの規格に絞られているのが現状です。
まず一番多く使われているのが、SD(SDHC・SDXC)カードで、次に多いのがCF(コンパクトフラッシュ)でございます。
CF(コンパクトフラッシュ)はコンパクトとうたいつつ、SD(SDHC・SDXC)カードよりもサイズも厚みも重さも大きくございます。
しかしそれが故、頑丈でなおかつ無くしにくいのでプロ機材で多く使われております。
なかにはデュアルスロットで、両方の記録メディアが同時使用できる高級一眼レフカメラもございます。
なおそれぞれの規格の中で、容量や書き込み速度に応じてさらにいくつかの規格が設けられています。
カメラの機種ごと細かな規格が指定されていますので、購入時には注意が必要でございます。
特に最近のデジタルカメラは、4K動画などの高画質動画に対応しているので、ますます高速大容量の記録メディアが必要とされています。
ところでSD(SDHC・SDXC)カードとCF(コンパクトフラッシュ)は、共にフラッシュ(不揮発性)メモリーを使っていますので一癖ございます。
無電源で稼働し、使い捨てではなくリサイクル可能な書き換え式という所まではよろしいのですが……
静電気の影響を受けやすく、電気的な疲労による書き変え回数の寿命もございます。
なので、大切なデータを失わないためにも取扱に十分な注意が必要なのでございます。