リフレッシュレート/表示速度とは、液晶が一定時間内に映像を書き換える回数です。

一般的には、1秒間に何回映像が書き換えられるかを指します。

垂直同期周波数とも呼ばれ、Hzで表すこともございますが……

デジタルカメラの液晶モニター電子ビューファインダー(EVF)の液晶部分は、fps(frame per second)で表す事が一般的です。

カメラの取扱説明書などには「ライブビューモードの表示速度」などと書かれていることもございます。

一般的には、デジタルカメラでのリフレッシュレート/表示速度は30fpsが標準となっています。

つまり1秒間に30回ほど映像が書き換えられているのございます。

これはパソコンの液晶ディスプレイに比べると半分以下の速度ですが、カメラの設定を変えることでリフレッシュレート/表示速度を60fpsに上げることのできるモデルも多くあります。


しかしデジタルカメラにおいては、リフレッシュレート/表示速度が早ければ全てが良しと言うことでもないのでゴザイマス。

ここで、リフレッシュレート/表示速度ごとのメリットとデメリットを整理してみませう。

先ずは、リフレッシュレート/表示速度が標準(30fps)の場合です。

表示画面が綺麗。

ピントの確認がしやすい。

バッテリーの消費を抑えることができる。

動体動きの速い被写の表示がガタガタになる。

画面のちらつきの影響で、長時間の使用は眼が疲れる。


次はリフレッシュレート/表示速度が早い(60fps)場合。

画面のちらつきが目立たなくなる。

動きの速い被写体を追いやすくなる。

表示画面が粗くなる。

ピント合わせがやりにくい。

バッテリーの消費が多くなる。

なおACアダプターの使用で、自動的にリフレッシュレート/表示速度が早くなるモデルもございます。

このようにリフレッシュレート/表示速度は、早くても遅くてもメリットとデメリットがございますので、主に動体撮影をするかしないかで決めるとよろしいかと思います。