セルフタイマーとは、カメラで自分を撮るために切るシャッターレリーズです。
つまり今でいうところの、カメラに付いている地鶏ツールじゃなくて、自撮り(自分撮り)ツールの一種でございます。
自撮り(自分撮り)ツールとは、iPhoneのFaceTimeカメラとか自撮り棒のような自分で自分を撮るツールでございます。
アナログ時代のカメラはスプリング式のセルフタイマーが一般的で、レリーズタイムも10秒間固定でした。
コレがジーーーーーっと壊れかけたゼンマイ仕掛けのような実に頼りない音を出しながら、シャッターが切れる直前は今にも止まりそうでハラハラドキドキする代物でありました。
10秒なんて適当で、自分の頭の中で適当にカウントダウンしていたのであります。
しかしご安心下さいませ。今はそのようなことはございません。
電子制御されたセルフタイマーは、電子音と共にLEDの点滅でも正確にシャッターが切れるタイミングを教えてくれます。
またレリーズタイムも10秒だけではなく、多くのデジカメは2秒にも設定できます。
さすがに2秒でカメラの前に回り込むことは出来ませんので、これは手ぶれ防止の目的でリモートレリーズの代わりに使うのセルフタイマーなのでございます。
つまり三脚などにカメラを固定してレリーズ代わりにセルフタイマーを使うと、シャッターが切れる瞬間にシャッターボタンをを押す必要がないのでカメラがぶれないということなのでございます。
また最近のカメラはシャッターが切れる直前に、赤目軽減のプレ発光をしてくれたり、シャッターが連続して3枚切れる設定もございます。
ところでセルフタイマーを使うと、ファインダーを覗かない状態でシャッターが切れます。
そのためファインダーから入った光が、測光センサーに当り露出に誤差が生じる恐れがあります。
高級一眼レフカメラにはそのような誤測光を避けるために、アイピースシャッターというファインダーを遮光する幕が付いているのでございました。