クリップオンストロボとは、カメラのアクセサリーシュー等に取り付けて使用する単体のストロボ/フラッシュの事を言います。
カメラに内蔵されていない外付けストロボ/外付けフラッシュの種類に属すのでございます。
近年はコンパクトカメラはもちろんのこと、一眼レフカメラ(それも結構上位機種にまで)にも内蔵ストロボが付くようになりました。
しかし残念ながら内蔵ストロボのGN(ガイドナンバー)は、わずか10から20程度なので補助光源としてしか使えないのございます。
そこである程度本格的な光源が必要な撮影は、GN(ガイドナンバー)が大きいクリップオンストロボのような外付けストロボ/外付けフラッシュが必要となってくるのです。
ストロボの光量が増すと、遠くの被写体まで光が届くだけではございません。
絞り込んで被写界深度(ピントが合って見える範囲)を深めたり、天井や壁にストロボ光をバウンスさせて柔らかい光に変えることもできるのです。
また近年のクリップオンストロボは、ズームレンズにも対応しています。
標準ズームレンズの焦点距離の範囲位までなら、画角に合わせてストロボ/フラッシュの照射角度が変えられるのです。
純正のクリップオンストロボであれば、うれしいことにこの調整を自動的にしてくれるのでございます。
更にうれしいことに純正のクリップオンストロボを使うと、一般撮影はもちろんのこと、難しいスローシンクロや接写撮影の調光までTTL自動調光機能がいとも簡単にこなしてくれるのでございます。
またキャッチライトパネルという、小粋な機能がついたクリップオンストロボもございます。
名刺大のパネルを引き出せば、光の一部が反射して人物の瞳にキャッチライトを入れてくれるというアイディア機能なのでございます。