テレコンバーターとは、主レンズの焦点距離をより望遠側に変換するためのアダプターレンズです。
つまり今カメラに取り付けている望遠レンズの焦点距離を、更に伸ばす目的で使われる便利グッズでございます。
レンズが取り外せないコンパクトカメラなどのレンズ前に、アダプターレンズを取り付けるフロントコンバーター式もありまして……
それも以前はテレコンバーターと呼ばれていました。
しかしこのようなフロントコンバーター式は、最近「テレコンバージョンレンズ」と呼ばれるようになりました。
そのためここでは、レンズが撮り外せる一眼タイプの主レンズとカメラボディの間に装着するリアコンバーター式のテレコンバーターについてのうんちくを述べさせていただきましょう。
テレコンバーターは一般的に「×1.4」と「×2.0」の2タイプが多く、主レンズと組み合わせることで合成焦点距離が、主レンズのそれぞれ1.4倍と2.0倍になります。
例えば今カメラに取り付けている望遠レンズの焦点距離が300mmであれば、テレコンバーターを装着するだけで「あら不思議!!」
それぞれ420mmと600mmになるのでございます。
にもかかわらず焦点距離が420mmと600mmの望遠レンズよりも、はるかに小型軽量ですみます。
しかし世の中そんなに良い事だらけではございません。
同時に実質絞り値は、主レンズの1段分(×1.4)、2段分(×2.0)暗くなるという欠点もございます。
がっかりされる前に、オマケでもう一つテレコンバーターの優れた点をご紹介いたしましょう。
テレコンバーターを装着しても主レンズの最短撮影距離が変わらないので、結果として撮影倍率が上がり接写撮影に使えるのでございます。
ほどほどの望遠レンズをお持ちであれば、テレコンバーターも是非ご一緒にお使い下さいませ。
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