望遠レンズとは、標準レンズよりも焦点距離が長いレンズをいいます。
言い換えれば、標準レンズよりも画角の狭いレンズと言う事になるのでございます。
更に言い換えれば、標準レンズよりも写る範囲が狭いレンズと言う事になります。
結果的に、それが被写体が拡大されて写る事になるのでございます。
35mm換算値で言いますと、望遠レンズは焦点距離150mmから300mm程度になります。
これよりも焦点距離が短いと「中望遠レンズ」と呼ばれます。
逆にこれよりも焦点距離が長いと「超望遠レンズ」と呼ばれるのでございます。
さて望遠レンズを使う目的は色々ありますが、主に3つに絞られます。
- 皆様ご存じのとおり遠くの被写体を大きく写したいときです。すなわち望遠鏡と同じ効果が欲しいときに使います。
- 風景写真等で、余分なものを切り取って構図をすっきりさせたいときに使われます。
- 奥行きを圧縮して見せたいとき、すなわち圧縮効果が欲しいときに使われます。
なお望遠レンズは、一般的に絞りの開放値が暗いので標準レンズよりも光が十分に得られません。
そのためシャッター速度が遅くなりがちでございます。
ISO感度を上げるか、三脚を使うなどの手ブレ防止処置が必要なのでございます。