三脚とは、デジタルカメラ等を決めた位置に留まって固定するための機材です。

3本の伸び縮みする脚を広げて機材を支えるので、三脚と呼ばれているのでございます。

撮影用の三脚はカメラを三脚の上部に固定しますが、アングルを調整するために通常「雲台(うんだい)」とセットで使用します。

三脚の主な使用目的は、低速シャッターでの手ぶれ防止、水平垂直出しを始め正確なフレーミング等でございます。

そのため望遠レンズを使用しての撮影や、夜景写真や建築写真や料理写真など三脚を使用するのが当たり前の撮影も多くあります。

特に以下にあげた撮影のデジタル化と共に誕生した新しいスタイルの撮影技法では、三脚無しでは実現出来ないものも数多くございます。

  • タイムラプス撮影(インターバル撮影)
  • HDR撮影
  • パノラマ撮影
  • 星座、滝、川、波などの長時間露光による撮影
  • 長時間露光により動いている被写体を消す撮影

ところで、三脚には最大積載重量とか耐荷重とかいう基準が設定されております。

この重さの基準を「写真がブレない保証」と勘違いされている方が多いのですが、実際は単に「脚が支えられる重さの限界」を示したものなのでございます。

また風邪の強い日は三脚の使用には向いておらず、耐荷重の制限内の使用でもカメラごと倒れてしまう危険がございます。

さらに耐荷重の制限内の使用でも、雲台に機材を付けたままでの移動は外れる恐れもございますのでご注意くださいませ。