広角レンズとは、標準レンズよりも焦点距離が短いレンズをいいます。
つまり標準レンズよりも、画角の広いレンズを広角レンズと呼びます。
更に言い換えれば、標準レンズよりも写る範囲が広いレンズと言う事になります。
具体的には35mm換算値で、35mmより焦点距離の短いレンズが広角レンズとなるのでございます。
特に24mmよりも焦点距離が短くなると「超広角レンズ」と呼ばれます。
広角レンズの特徴は、何と言っても広く写せると言う事でございます。
それと同時に、遠近感が誇張されて写ると言う事です。
悪く言えば、被写体の形が実物よりも歪んでしまうのでございます。
これらの特徴を上手に生かして作風をつくることが、広角レンズを使いこなすポイントです。
次の特徴は被写界深度が深いと言う事でございます。
つまりパンフォーカスがつくりやすいので、画面手前から奥までピントの合った写真を撮る事が出来ます。
もうお気づきかと思いますが、これらの特徴は全て望遠レンズと真反対になるのでございます。
なお広角レンズでフラッシュ撮影をする場合、特に外付けストロボを使用する場合は、照射角が広角レンズの画角以上をカバーしているか確認することが大切です。
ストロボの照射角が広角レンズの画角よりも狭ければ、画面周辺部が暗く落ち込んだ写真になってしまいます。