ゼブラパターンとは、デジタルカメラに設定した輝度レベルの箇所を、電子ビューファインダー(EVF)やライブビュー内に縞模様で表示する機能です。
縞模様がシマウマの模様に似ているので、ゼブラパターンと呼ばれています。
ところで似た様な機能に、白飛びした部分をフラッシング(点滅)表示してくれる機能がありますね。
しかしこの白飛び警告の機能は、撮影した後でないと表示されないのです。
それに対してゼブラパターンは、撮影前に表示警告してくれる優れものなのでございます。
さらにゼブラパターンは輝度レベルを変える事ができるので、白飛び以外の警告にも応用できるという利点があるのですが……
イマイチ使っている人を見かけないのが実情でございます。
そこで今回は、知っておくと特に便利なゼブラパターンの3つの使い方をご紹介します。
まず最初は「事前に白飛びを防ぐ撮影の仕方」でございます。
ゼブラの設定を「100%」にしませう。
画面内にゼブラパターンが表示されていなければ、白飛びは起こりません。
もしもゼブラパターンが表示されていれば、ゼブラパターンが消えるまで露出を抑えましょう。
次は「明るい被写体が暗く(露出アンダー)ならない撮影の仕方」です。
ゼブラの設定を「95%」にしませう。
この状態で露出を上げて行き、ゼブラパターンが表示され始めた露出で撮影しましょう。
そうすればギリギリ白飛びしない明るい状態で撮れるのでございます。
最後は「人物の肌を綺麗に撮るための使い方」です。
ゼブラの設定を「70%」にしませう。
この状態でゼブラパターンが表示され始める露出で撮影すれば、肌色の再現が適正になるのでございます。
女性や子供の肌など明るめに撮りたい場合は、ゼブラの設定を「80%」位まで変えながら、好みの明るさを探してみましょう。
以上の様に、ゼブラパターンは使いこなせばとても便利な機能なのでございました。
自分のカメラにゼブラパターンがついていたら、早速使ってみましょう。
きっと手放せない機能の一つとなること、間違い無しでございます。